高円寺の歴史
2005/12/21 名前の由来:商店街編「あづま通り商店会」
高円寺駅北口から左正面に位置する「高円寺純情商店街」。その名の由来が、ねじめ正一さんの小説「高円寺純情商店街」から、というのはご存知の方も多いことでしょう。しかし、その他の商店街の名前については「?」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は第一弾として、高円寺駅北口を背に純情商店街の右側に位置する「あづま通り商店会」の名前の由来をご紹介します。
その昔、現あづま通り商店会は、さまざまな名前を考えていました。そして浮かんだのが、高円寺銀座商店街(現在の高円寺純情商店街です)。商店街は高円寺北口駅を背に、銀座商店街の東にある。それならば...「東(ひがし)の通り」の商店会→「東通り商店会」がよいのではないだろうか。
しかし、それでは...と東の漢字をひらがなにすることになりました。当然、ひがし通りでは味がありません。ならば「あづま通り」はどうだろうか。今ならば「あずま通り」と書くところかもしれませんが...当時「東」は東の国(あづまの国)など、広く「あづま」と使われることが多かったため、商店街の名前は「あづま通り商店会」と決定したそうです。