高円寺のあれこれ

2005/11/09 首都圏を襲う直下型地震

日本は地震大国ですが、世界で起こる地震の10%が日本で起きているということをご存知でしたか?近年温暖化や様々な理由により大型地震が増えていますが、地震の原因の1つといえば、大陸を支える地下プレートの変動。通常、大陸を支える地下プレートの重なりは2つなのですが、今もっとも危険視されている「首都圏」を支える地下プレートは、太平洋プレート、北米大陸プレート、そして、その間に割り込むように位置するフィリピン海プレートの3つの層になっています。そういった複雑なプレートを持つ構造の首都圏を襲う直下型地震は、最新の地震観測システムをもってしても予測不可能だそうです。

となれば、気になるのは自分達の住む町がどれくらい安全なのか、またどれくらい危険なのかということではないでしょうか?そこで高円寺の危険度を調べてみました。
(以下:高東京都都市整備局の第五回地域危険度測定調査結果、抜粋)
 

地域 建物倒壊 火災 避難 総合 危険度特製評価
高円寺 危険度ランク(低)1←-→5(高)  
北1丁目 AAA 相対的に危険度の低い町
北2丁目 AAB 避難に困難を伴う町
北3丁目 ABB 火災と避難に注意すべき町
北4丁目 AAB 避難に困難を伴う町
南1丁目 ABA 火災に注意すべき町
南2丁目 AAB 避難に困難を伴う町
南3丁目 ABA 火災に注意すべき町
南4丁目 AAB 避難に困難を伴う町
南5丁目 ABA 火災に注意すべき町
建物倒壊危険度は、地震動により建物が壊れたり傾いたりする危険性の度合いを評価したもの。火災危険度は、地震による出火の起こりやすさと、それによる延焼の危険性を測定し、火災の危険性の度合いを評価したもの。避難危険度は、避難場所に到達するまでに要する時間と、避難する人の数を組み合わせて評価したもの。総合危険度は「建物倒壊危険度」「火災危険度」「避難危険度」の三つの危険度の和を5ランクにランク分けして表したもの。危険度特性評価は、三つの危険度のランクの組み合わせにより、危険度の特性を表したもの。Aは各危険度の危険度ランク1から3まで、Bは危険度ランク4と5でグルーピングしたものとなります。

中間くらいだから安全かなと安心していてはいけませんが、危険度が高いからといって過度に不安になることもありません。大切なことは、いざその時がきたらどうすればよいのか。その知識を頭の片隅に入れておくことなのだそうです。

もっと自分の町のことを知りたいという方は、今回参考にさせていただいた
東京都都市整備局公式サイトをご覧下さい。

一ノ宮|2005/11/09

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