Column 13 東京高円寺阿波踊り
第57回 東京高円寺阿波おどり
高円寺に今年もこの熱い季節がやってきた!
高円寺の夏を締めくくると言っても過言ではないイベント、「東京高円寺阿波おどり」。このイベントは高円寺という街のイベントだが、とてつもなく多くの観光客が訪れることでも知られる。この日、商店街は特別な空気が漂う。営業時間も特別営業時間になっており、店じまいの時間が早い。商店街の人々も高円寺の住民。一緒にこの阿波踊りを盛り上げていくのだ。踊る人も入れば、出店をだしてお祭りの一翼を担う人もいる。街をあげての大イベントなのだ。
14:30から始まる阿波踊り
このイベントが始まると、普段の高円寺の姿を知っている人間ならば、阿波踊り期間中の高円寺の変貌ぶりにきっと驚くはずだ。人、人、人…本当に多い。この街にこれだけ多くの人々が集まるのは、この期間ならではの光景だ。
その混雑は駅から降りた途端に始まる。文字通りの人波に飲まれて南口に降り立つ。阿波踊り独特の祭り囃子の音が響き渡り、気分が高揚してくる。踊る人、見る人、出店を出す人など、多くの人々の熱気に包まれた高円寺は本当に盛り上がっていた。
祭り囃子を奏でる鳴りものの方も、盛大な鳴りものに合わせて一心不乱に踊り続ける踊り手たちも、その全てがエネルギッシュで見ている人たちもパワーを感じたのではないだろうか。絶え間なくなり続ける鳴りものに、踊り続ける踊り手。ひとつの連が終わったと思えば、次の連がすぐにも踊り始める。これほど盛り上がりが途切れることのないイベントというのも珍しい。大通りでも、小さな通りでも、スペースをいっぱいに使い、鳴りものの人も、踊る人も、見ている人も、みんなが高円寺を、阿波踊りを楽しんでいた。街中の至る所で笑い声が聞こえ、祭り囃子が聴こえ、踊っている人がいる。飲んだり食べたりしている人がいる。大人も子供も、年配の方も、男性も女性も、日本人も、外国の方も、みんながみんな思い思いの時間を過ごしている。高円寺という街が、とても熱く、自由な空間になっている。
毎年の風物詩にしている人も、初めて来た人も、同じように楽しむことのできる「東京高円寺阿波おどり」。8月24日・25日の2日間、開催された高円寺を代表するこのイベントは、まさしく大盛況のうちの幕を閉じた。阿波踊りのエネルギーは本当にすごい。これからもずっと、高円寺にエネルギーとパワーを与え続ける一大イベントとして、高円寺に存在し続けてほしい。
■ 東京高円寺阿波おどり
http://www.koenji-awaodori.com/
開催日程:2013年8月24日(土)・25日(日)午後17時-20時
開催場所:高円寺広域