特集コラム

Column 6 高円寺びっくり大道芸

高円寺びっくり大道芸
2015/04/28

ジャグリング 森田智博さん

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今回1日しか見に行けなかったため、見たいと思うパフォーマンスは駆け足で会場から会場をはしごすることとなったが、このジャグリングだけは20分くらい前に会場に到着することが出来た。

しかし、既に待っている感じの観客がいた。前情報があった訳ではなく、面白いかな?と思って見に行ったので、周りの人気状況も気になった。そしてその状況を見て係の人も歩行用通路の確保も早めに始めた。

しばらくするとパフォーマーの「森田智博」さんも到着した。その頃には更に観客も増えていてご本人もちょっとびっくりのご様子。それでもちょっとおとぼけキャラを既に演じていた。

運営の方が「森田君にはここはちょっと狭いかな? 森田君はいつも上野の広いところでやっているから、ここだと狭いんだよね。どっち向きでやる? 陽射しもあるからね」と言われ、森田さんも遠慮しつつ向きを決めると観客はザワザワ動き出す。「あ、まだ日陰でゆっくりしていて下さい」と言うものの、観客の方が慣れたものでしっかり陣取りする。

準備しにくいだろうなと思うぐらい、観客はガッツリ観る体制が整って更に増えて行く。森田さんはおどけてみせ、係の真面目そうなお兄さんをからかいながら準備するので、観客はクスクス笑い始めている。

まずは簡単にクラブを使ってのジャグリングと頭に載せて静止するパフォーマンス。

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観客の頭にも載せて成功で拍手、と思いきや、記念撮影しようとしたら直ぐに落下で爆笑。

続いて白いボールを使ってのジャグリングでは帽子や体の一部で受け止めたりして拍手喝采。

その後、生きている鳥が自由に飛んでいる様に見えるディアボロのパフォーマンスで拍手喝采。
と華麗なジャグリングを成功させて行く。

観客とのコミュニケーション、帽子を投げて貰い頭でキャッチするという下りではその度に風が強く吹くせいもあり失敗することで爆笑も取る。

透明感のある魔法のボールでは腕等をするする滑らせたりして綺麗でしなやかな動きを見せる。最後には魔法のボールは宙に浮いていた。観客は「おー!」と歓声を上げる。

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これで終わりかと思いきや最後は白いボールのジャグリングに戻り、綺麗なダンスをしながら手足をつかい自由自在。ボールを4つから5つ6つ、と増やして行く。高くほり投げたかと思うと脇で受け止めたり、背中で受け止めたり、頭で受け止めたり、その投げる高さは電線に引っかかるのではと思うくらいで拍手大喝采。

もうこれでおしまいだろうと思いきや、まだ1つ終わっていないと言う意思表示。ジャグリングの素晴らしさに忘れていたが、そうだった、観客に投げてもらった帽子を頭でキャッチする演目が1度も成功していなかった。

選ばれた小学生の男の子と息を合わせて・・・最後の最後にギリギリキャッチ。

男の子は自ら森田さんにハグを求めに行ったのでこれまたみんな大喝采。めでたしめでたし!

■ 高円寺びっくり大道芸2015
http://www.koenji-daidogei.com/2015/
開催期間:2015年4月25日・26日

文・取材 / 松岡美子

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