Column 14 高円寺フェス
東北復興支援も多彩に
4月末に開催された『高円寺びっくり大道芸2011』に始まり、杉並区で催されてきた数々のイベントで行われている東日本大震災の復興支援義援金活動は、今回の『高円寺フェス2011』でもしっかり継続。東北への復興支援を記憶から風化させないよう、イベントに訪れた人たちにその想いを共有していこうという運営側の姿勢が感じられました。
駅北側の純情商店街「まちの駅」前では、義援金に協力してくれた人にポップコーンをプレゼント。また、『座・高円寺』前の飲食コーナーでも、東日本大震災の復興支援用の募金箱と、杉並区の災害時相互援助協定を締結している福島県南相馬市宛ての募金箱がそれぞれ設置されていました。
さらに、杉並区第四小学校の体育館では、原発に近い福島県双葉町の人たちへのクリスマスカード制作及び募金活動が。福島県双葉町の人たちは埼玉県へ避難していますが、その多くはそれぞれ仮設住宅に入ることができものの、今もまだ仮体育館で生活している子どもや高齢者の方も少なくないそうです。
そこで、そういった福島県双葉町の人たちが12月に避難所でクリスマスパーティを行う際に、杉並区からクリスマスメッセージを贈ろうと考え、「子ども文章教室」の人たちがクリスマスカードやそれを彩るシールを用意し、その参加費300円を寄付金に当てるようにしました。一生懸命、クリスマスカードを描く子どもたちの姿に、「子ども文章教室」の人たちも胸が熱くなったといいます。
一方、駅南側では
パル商店街に福島県本宮市の直売所が設けられていました。スタンプラリーの福引会場で「ゆるキャラ®まつり」も開催されている高円寺中央公園では、福島放送のゆるキャラ®・ときまるグッズや、秋田県鹿角市観光協会によるきりたんぽを中心とした各種名産品、十和田八幡平観光協会による農産物の販売が行われていました。
また、紅葉シーズンを迎えている十和田八幡平エリアの観光PRも実施。鹿角市観光イメージキャラクター「たんぽ小町ちゃん」もかわいく、しかも精力的に、鹿角市PRに励んでいました。
その勢いに押され、思わず焼き立てのきりたんぽ(200円)を購入。「食べて東北を応援」を実践です。鍋に入れるきりたんぽと違って歯応えもあり、お米に味噌の味が程よくマッチして美味。紅葉に彩られた東北への郷愁に誘われるお味でした。