Column 14 高円寺フェス
高円寺駅前ドリームマッチ
11月12日、JR高円寺の北口広場では、11時に高円寺名物の阿波踊りを皮切りに、ダンスパフォーマンスやハイパーヨーヨーデモンストレーション、お笑い芸人が観客の投げ銭の量を競う「ストリートお笑い投げ銭バトル」が行われました。出演者はミック入来、ジャンみやがわ、βともよ子、内田桂子、ポンちゃん人形(敬称略)という顔ぶれ。大いに観客を沸かせてくれました。
また、JR高円寺駅前や北口広場のロータリーを、武蔵野ちんどん同好会による「ちんどんパフォーマンス」の練り歩きで、お祭り気分をさらに盛り上げていました。
そして、12時50分からは『高円寺フェス2011』のメインイベントともいえる「高円寺駅前ドリームマッチ!」がスタート。
それまでのステージがリングへと早替わりして、スタンバイを待つ間も、観客の熱気がヒートアップしていくのが肌で感じられる雰囲気でした。
アジャコングさんや井上京子さんが率いる女子プロレスの面々がパワフルにファイティング。リングに叩きつけられる音や技が決まった瞬間には、広場を大きなどよめきが包み、リングと観客が一体となり、熱く、熱く! 声援、拍手も惜しみなく送られ、プロレスの生の迫力を目の当たりにして、広場は熱狂と歓喜の渦に。
そんな大迫力のタッグマッチの後は、再びリングが撤去され、Yummy Dance Familyによる高円寺フェスオフィシャルダンスや、高円寺発のアイドルユニット「Chu!☆Lips Feam」のライブなどが披露されました。その中にはママさんフラガール集団「Puppen puppe」の華麗なフラダンスショーも。
一方、それまで熱いファイトプレーで観客を沸かせていた井上京子さんや松本浩代さんたちは「純情商店街」に移動し、「まちの駅」近くでパンフレットやうちわ、タオルなどの女子プログッズをはじめ、井上京子さんの故郷である山形県の米「つや姫」で作ったおにぎりや玉こんにゃくの販売に転身。
商品を購入した女子プロファンと握手する姿は、リング上でのヒール役とは思えない優しい笑顔。全日本プロレス時代、ヒールでありながらもフェアなプレイに徹した井上京子さんの人柄が表れているようでした。
そして、15時からはゼロワンの橋本大地選手や長島☆自演乙☆雄一郎さんのドリームマッチが行われ、女子プロにも増して力強い格闘に、群衆の輪も声援もますます大きなものに。広場の縁石にも多くの立ち見が出て近寄れない状態に。残念ながら、周囲の歓声とリング上から聞こえるぶつかりあいの音にその迫力を感じるに止まりました。それほどに多くの人を魅了し熱くさせてくれた「高円寺駅前ドリームマッチ」。来年もまた開催されることを望むファンは少なくないに違いありません。
■ 高円寺フェス
http://koenjifes.jp/
開催日時:2011年11月12日・13日