Column 14 高円寺フェス
高円寺フェス2013を振り返って
高円寺の文化祭
残暑が長く続いた2013 年。台風とともに秋も本番に入り、冬の足音も聴こえ始めた10 月26〜27 日にかけて、高円寺では毎年恒例の文化祭的イベント「高円寺フェス」が今年もいつものように、開催されました。この「高円寺フェス」はその名の通り、高円寺という街全体で開催される文化祭のようなもの。街を挙げてのイベントということもあり、高円寺にお店を構える人たちも協力し、このイベントを盛り上げていきました。
フェスを彩るイベントの数々
そしてそれぞれのお店(参加したお店のみ)には、「ねこ」や「コアラ」や「らくだ」など、様々なスタンプが置かれていました。これは、「高円寺フェス」の定番企画である「しりとりスタンプラリー」に参加している店舗の証。豪華な景品が用意されているこの企画は毎年大好評で、子供から大人まで、皆商品を目指して、高円寺を歩き回り、スタンプを集めていきます。
さらにパル商店街では、こちらも定番企画の、様々なチームによる吹奏楽の演奏が至る所で開催されていたり、「高円寺びっくり大道芸」でもおなじみの大道芸人の方々によるストリートパフォーマンスなど、高円寺はまさにお祭りムード。多くの古着屋が店を構えるルック商店街では、「ふるコレ」と称したファッションショーを開催。その名と場所の通り、古着のみで構成されるファッションショーをストリートで行っていました。高円寺の至る所が、普段の姿とはひと味もふた味も違います。
例年以上の盛況
初日こそ台風の影響で、人はまばらでしたが、2日目は台風も過ぎ去り、にぎやかな光景を街中で見ることが出来ました。高円寺にこれだけの人が集まったのはいつ以来でしょうか?「高円寺フェス」という意味でも、例年以上に多くの人が高円寺を訪れてくれた、という印象です。「高円寺フェス」のパンフレットを手に持った、たくさんのカップルや家族連れを目にしました。中には外国人のグループも何組かおり、日本を代表する?フェスティバルを楽しんでいるようでした。
今年の「高円寺フェス」では、座・高円寺で開催されるトークショーに、みうらじゅん氏と大槻ケンヂ氏といった、いかにも高円寺らしい「いつもの」メンバーはもちろんのこと、「あまちゃん」で大ブレイク中の脚本家である宮藤官九郎氏(宮藤官九郎も十分高円寺らしい人選ではありますが)が新たなメンバーとして参加。注目度の高い宮藤氏の存在が今回のにぎわいの要因かもしれません。
いつもとちがう高円寺
北口駅前にはメインステージが建てられ、クイズ、アイドルグループ・Feam のライブ、ゆるキャライベント、プロレスリングゼロワンによるプロレスと、1日中大掛かりなイベントで盛り上がっていました。特にFeam のコンサートやプロレスの際には、駅前広場に入りきらないくらいの人数が詰めかけ、まさに大盛況!歌声や叫び声、そして歓声が遠くまで響き渡っていました。随所に高円寺という街の「色」が映し出されていた、「高円寺フェス」。2日間に渡り、高円寺を楽しくしてくれた文化祭的イベントが幕を閉じた。
■ 高円寺フェス2013
http://koenjifes.jp/
開催日時:2013年10月26日(土)・27日(日)