Column 14 高円寺フェス
「高円寺フェス」とプロレス
2014年の11月1日と2日の、2日間に渡り、「高円寺フェス」が開催されました。今年は雨が降ることもなく、過ごしやすい天候であったため、「高円寺フェス」史上、未だかつてないほどの人が集まっていたように思います。毎年毎年、多彩なイベントと超豪華なゲストが用意されており、高円寺という街が比較的華やかになるイベントであると言われている「高円寺フェス」。
座・高円寺で行われるトークショーには、みうらじゅんや大槻ケンジが参加し、今年から始まった『第1回純情カメラコンテスト』ではラーメンズの片桐仁が審査員として参加していました。年々参加するゲストの数は増えつつも、来るゲストの「高円寺っぽさ」は変わりません。
高円寺駅前ドリームマッチ
高円寺の「文化祭」の異名をとる通り、イベントも多彩です。前述した、トークショーやカメラコンテストに始まり、ゆるキャラ(R)イベント、古着のファッションショー、ワークショップなど、様々なジャンルのイベントが混ざった、実に「高円寺らしい」構成です。
中でも、「高円寺フェス」の代名詞的存在ともいえる、高円寺駅北口広場で開催されるプロレス『高円寺駅前ドリームマッチ』はかなりの集客力を誇るイベント。プロレス団体「ZERO1」がリングを駅前広場に設営し、興業を行います。なんと無料でプロレスを楽しむことができるのです。「ZERO1」と言えば、故橋本真也が創設し、大谷晋二郎などの著名なプロレスラーが所属する日本でも指折りのプロレス団体。さすがの盛り上がりを見せてくれます。大きな体を持つプロレスラー同士が眼前でぶつかり合う生の迫力はやはりテレビを通しての観戦とは桁が違います。実際、私のみならず、他の観客も歓声を上げ、大いに盛り上がっているようでした。
また、選手の方々もこのイベントを盛り上げようと、遊び心を持ってこの試合を行っていました。例えば、リング外まで飛び出し、リング上でロープに相手を走らせるような動きで、横断歩道に選手を走らせたり、場外乱闘のような雰囲気で駅のトイレに連れて行くなど、本当に自由でした。駅ビルに新しく出来たファミリーレストランの名前とかけた新技「デニーズ」を繰り出すなど高円寺ならではの試合を展開し、楽しませてくれました。
すっかり高円寺ではおなじみとなっていますが、高円寺以外に在住の方が参加しても十分楽しむことが出来るイベントであると思います。高円寺に住んでいる方も、そうでない方も、ぜひ来年は「高円寺フェス」に参加してみてください。いつもの高円寺とはちょっと違うお祭り的な楽しみ方が出来ると思います。
■ 高円寺フェス2014
http://koenjifes.jp/
開催日時:2014年11月1日(土)・2日(日)