Column 14 高円寺フェス
高円寺フェス2015 Vol.1 多彩な表現に出会える「高円寺フェス」
2015年は10月31日と11月1日の両日、「高円寺フェス 2015」が開催されました。
例年は天候が思わしくないことが多い「高円寺フェス」ですが、イベントガイドブックに掲載されている佐久間ヒロコさんのコメント通り、今年は「氷川神社」内にある「気象神社」参拝のご利益もあってか、天候にも恵まれました。
「高円寺フェス2015」ガイドブックの表紙には、昨年のフェスで選出された高円寺商店街連合会公式キャラクター「サイケ・デリーさん(以下、デリーさん)」が大きく描かれ、アートあり、さまざまなパフォーマンスあり、グルメバトルあり、プロレス「高円寺ドリームマッチ」あり、そして毎年人気の「ゆるキャラ®まつり」あり、といったカオスなまでに多彩な数々のイベントが街の各所で展開される、“秋の大文化祭”である「高円寺フェス」を象徴しているかのようでした。
JR高円寺駅の北口・南口前にはそれぞれ観光案内所が設けられ、ガイドブックと「しりとりスタンプラリー」の台紙が手渡されます。そこにもやはり、阿波踊りバージョンのデリーさんや、カレーを食べてホットな気分に浸っているデリーさんのイラストが入っていました。
「しりとりスタンプラリー」は、スタンプが置いてある「高円寺フェス」参加店を回ることで、初めて高円寺に訪れる人もスタンプラリーを通じて街を巡ることができるばかりでなく、4個以上のキーワードをつなげられたら、駅北口近くにある「まちの駅」で福引にチャレンジできるのです。
1等1万円のほか、ハズレでも参加賞のお菓子がもらえるとあって、スタンプ台が置かれた加盟店周辺にはスタンプを押すための行列もできていました。
また、駅北口前の広場や中通りミュージックストリート、住宅街にある「杉並第四小学校」校庭のダンスコンテスト、駅南口の観光案内所横や南口広場のストリートライブ&パフォーマンスなど、街を歩いていると、どこからか音楽が流れていて、自然と楽しい気分にさせてくれる雰囲気。
演者は子供から大人までさまざまで、まさに“秋の大文化祭”の様相を呈していました。
さらに、高円寺全域のショップをギャラリーとしてアートを展示する「koenji TOWN MUSIUM」をはじめ、南口広場でのチョークアートや「本の交換市」、明石スタジオで開催された「本とアートの産直市」など、音楽だけでなく、美術や書籍にも親しめるイベントが盛りだくさん。ファミリー向けには「親子ワークショップまつり」「きた!きた!高円寺まつり」も。
同じく参加型イベントとしては、パル商店街近くにある「長仙寺」を中心に行われた「街コス@高円寺フェス」も大人気で、幅広い年齢層の参加者がコスプレ姿で街中を歩いており、サブカルファンに撮影を求められていました。
見て、聞いて、食べて、参加して楽しめる「高円寺フェス」。来年はどんな進化を見せてくれるのでしょうか。
■高円寺フェス2015
http://koenjifes.jp/
開催日時:2015年10月31日-11月1日