Column 14 高円寺フェス
高円寺フェス2015 Vol.3 サイケ・デリーさんがいよいよ本格始動!
毎年“秋の大文化祭”として開催される「高円寺フェス」ですが、つねに来場者の期待以上の進化を遂げつつある中で、これまでと大きく違ったのは、何といっても昨年の「高円寺フェス2014」において、高円寺商店街連合会公式キャラクターに選ばれた「サイケ・デリーさん(以下、デリーさん)」がプログラムの表紙を飾り、高円寺中央公園での「ゆるキャラ®まつり」でその着ぐるみが本格デビューしたことでしょう。
商店街の至る所に、髭を生やして舌を出している“キモかわいい”デリーさんのポスターが貼られており、高円寺が独特のサブカルチャーを持つ中央線沿線駅の街であることを再確認させてくれました。
ゆるキャラ®という言葉の生みの親であるみうらじゅん氏が、かつて語ったとされる「高円寺は、日本のインドである」というコンセプトを汲み取った公募作品を、昨年の「高円寺商店街連合会公式キャラ最終審査会」でみうらじゅん氏自身が選んだキャラなのだから“仕方ない、大丈夫!”と、高円寺に住む人たちは受け入れたようです。
サイケ・デリーさんがカレーを作っちゃったデリー!
インド的な雰囲気のキャラであることから、JR高円寺駅の南口広場に設けられたデリーさんのテナントには、バッジ、ステッカー、ノート、マスキングテープなどのステーショナリーグッズのほか、デリーさんがプロデュースしたという「グレービービーフカレー」も販売されていました。
「グレービービーフカレー」のパックを入れられるトートバッグ付きで、そのトートバッグにも「みうらじゅん氏が選んだのだから仕方ない、大丈夫!」とぶっちゃけた本音が書かれていました。
こういった流れで選ばれたゆるキャラ®というのも、国内ではめずらしいのではないでしょうか。
デリーさんのデビューと、サイケデリーシャスだという「グレービービーフカレー」発売に連動するように、「座・高円寺」エントランスでは「カレーなる戦いin 杉並」と題して、高円寺の「グレービービーフカレー」、同じ中央線沿線駅の阿佐ヶ谷からは「阿佐ヶ谷文士珈琲咖喱」、ラーメンで有名ではあるもののカレー専門店も多い荻窪からは「荻窪名店イタリアンカレー」と、それぞれ味わいが異なる3種類のレトルトカレーでグルメバトルを展開。
器は4種類のカレーが入る形になっており、高円寺の「自由人酒場」「割烹DISCO大蔵」「カレーハウスコロンボ」、阿佐ヶ谷の「ジャーメジャム」「シャトーまるご」「サンダルキッチン」、荻窪の「サンパ」「ogikubo Hinata」、西荻窪の「CURRY BAR シューベル」といった名店のカレーもチョイスすることができます。
各店、ルーがなくなり次第終了とあって、「高円寺フェス」は北口広場で実施された「ゼロワンプロレス」だけでなく、今年は新たな“美味しい”バトルも登場し、恒例となりそうな賑わいを呈していました。
これも“デリーさん効果”の一つでしょうか。
■高円寺フェス2015
http://koenjifes.jp/
開催日時:2015年10月31日-11月1日■高円寺観光案内(サイケ・デリーさん)
http://kouenji.biz/psychedelhi/