Column 7 今の高円寺を生きる人
高円寺フェス実行員会 佐久間ヒロコさん<前編>
■佐久間ヒロコさん<前編>
高円寺フェス実行員会
HOT WIRE GROUP 代表取締役
高円寺フェスHP:http://koenjifes.jp/
2011年の『高円寺フェス』は私もうかがいましたが、町中が驚くほど賑わっていましたね。
ありがとうございます。高円寺在住の方だけでなく、さまざまなエリアから訪れてくれた人も多かったようで、昨年に比べて1.5倍増の約15万人規模のイベントとなりました。JR高円寺駅からの情報によると、通常の土日よりも約7000人は乗降者数が多かったと聞いています。
イベントのリリースにおいても、WEBはもちろん、新聞やエリア情報の雑誌、女性向け情報誌などに取り上げてもらったことも大きかったと思います。駅前などで配布していた高円寺フェス2011のパンフレットは4万部作成しました。そのガイドブックを片手に参加店をまわってくれたお客様も少なくなかったようです。
『高円寺フェス2011』は大成功だったといえるのではないでしょうか。イベントを開催するに当たって、一番、力を入れられたのはどんな点でしょうか。
確かに、今年のイベントを終えて、高円寺フェスは『高円寺阿波踊り』などに比べるとまだ5回目と歴史も浅いイベントですが、着実に認知度がアップしている手応えを感じることができました。
それと一番力を入れたのはやはり、11月12日の土曜日に行われたプロレス興行「高円寺駅前ドリームマッチ!」ですね。高円寺の北口駅前広場にリングをつくってプロレス会場にしてしまうという大胆な試みです。文字通り、高円寺フェス2011のメインイベントとなりました。町内でもこのプロレス興行の話題で持ちきりだったんですよ。
ただ、駅前リングの広場周辺は800-900人しか入ることができないので、ちょっと厳しい気もしたんですが、広場周辺には立ち見も出て盛況でした。イベントとして大成功だったと思います。ご覧になりましたか。
はい、大変な人垣で。確かに始まる前から場所取りしていないと近寄れないくらいの人気でした。
12時50分からの女子プロレスも、15時からの男子プロレスも、それぞれ北口駅前広場を人が埋め尽くして、大人も子どもも楽しめるイベントとなったようです。私自身がプロレスの協会に直接オファーして成し遂げたイベントだけに感無量でした。
また、プロレスの場合、どうしてもリングに叩きつける音など、周辺地域にとっては騒音問題も発生するのを覚悟していたですが、それ以上の町の賑わいと訪れた人たちの喜びの声に地元商店街の方々からも好評で安心しました(笑)。
来場してくださった方々に喜んでもらえるのはもちろん嬉しいですが、やはりイベントが町の経済効果に役立って、各商店街の活性化につながることも私たちにとっては重要なポイントの一つです。今回のイベントに参加してくれた店舗からも好評だったのも、実行委員会としては嬉しいところ。
中には開店以来、史上初の売り上げが出たという喜びの声もいただきました。そういった面から考えても、今回のイベントは大成功だったと標榜できると思います。
取材日:2011年12月2日
<後編>へつづく