特集コラム

Column 6 高円寺びっくり大道芸

高円寺びっくり大道芸
2012/05/12

Vol.1 第4回『高円寺びっくり大道芸2012』開催

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今年もまた春の風物詩『高円寺びっくり大道芸』が、4月28日と29日の両日、明るい空のもと無事に開催されました。

すでに4回目となった今年は震災後の昨年以上の盛り上がりを見せ、夏の『高円寺阿波踊り』、秋の『高円寺フェス』、冬の『高円寺演芸祭り』と肩を並べるイベントとして、他のエリアからの来場者も訪れ、多くの人で賑わいました。

2012年のテーマは
大道芸にふさわしい「笑顔」

海外・国内のパフォーマーの演技や技に驚嘆し、同時に、拍手と笑いに高円寺の町全体が包まれた2日間となりました。

イベントのボランティアの方々も昨年は震災後の自粛もあって青色でしたが、2012年は見る人をも明るい気持ちにさせてくれる鮮やかなピンク。

また、『高円寺びっくり大道芸』としても4回目とあって、会場の設営やパフォーマーの移動など手馴れたもの。高円寺のパワーを見せつけられました。

他のエリアからの来場者もそんな“高円寺の元気”をもらえたのではないでしょうか。

パフォーマンスが行われた演舞場は昨年同様26箇所

北は早稲田通りから南は青梅街道までの広いエリアです。42組のパフォーマーに加え、各商店街が招へいしたパフォーマーも活躍していました。

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また、披露されたパフォーマンスも、空中ブランコやアクロバット、中国雑技、金粉ショー、ジャグリングと多彩。それぞれのパフォーマーが1日約3回実演するとはいえ、それぞれが各所でほぼ同時刻に実演を行うため「これも見たいけど、あれも見たい」と悩んだ来場者も少なくなかったようです。

駅前で配布されたパンフレットを睨みながら、実際に見たい演目について意見が割れているカップルも見かけました。

MAP入りパンフレット

『高円寺びっくり大道芸』で、各パフォーマーが出演する会場や時間がMAP入りで描かれているパンフレットは携帯必須のアイテムです。

今回のパンフレットには「高円寺おやつガイド」のページもあって、パフォーマンスはもちろんですが、おしゃれなカフェや個性的なメニュー盛りだくさんの飲食店にも目移りしてしまう内容でした。

数々のパフォーマンスが繰り広げられる中、やはり大技を楽しめるのが実演するステージが広い「北口駅前広場」「座・高円寺前ステージ」「高円寺中央公園」です。

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「北口駅前広場」ではフランスから来日された「Duo Cedelo」のドラマティックなアクロバットショー、「座・高円寺前ステージ」では金粉で身を包んだ舞踏手「ゴールデンズ from 大駱駝艦」のエネルギッシュな舞、そして「高円寺中央公園」ではスペインから来日された世界的ジャグリングエンターテイナー「Mirco」さんの妙技を堪能しました。

どの演目もエキサイティング。

「Duo Cedelo」や「Mirco」さんは海外からの参加でしたが、外国人ならではの豊かな表情と笑いのエスプリで会場を賑わしていました。

技も素晴らしかったですが、言葉を超えたコミュニケーションを感じさせてくれる――そんなショーを存分に披露してくださいました。

回を重ねるごとに進化し続ける『高円寺びっくり大道芸』。2012年のイベントが終わったばかりなのに、すでに心は来年の開催を待ちわびています。

Vol.2へ続く

文・取材 / 丸山美智子

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